「ー…ん、」

目を開けると、光が差し込んでくる。


朝…?

いや、違う。

そんな気がする。


「起きたか。」


優しくて低い、心地よい声がした。


振り向くと、椅子に座って本を読んでいる、


“ミイラ男”