「はっ、ちげーよ。お前の中の…」


え、あ、あー!


「平気でしょっ!」


「そうか。なら行くか。」


…へ?


グイグイ引っ張るラディア。

「ちょ、ラディア待ってー!!」


「は、むり。早く俺のもんになれよ。」


…そりゃ、なりたいけどさ、

でもさ、心の準備ってもんがぁぁっ!!


そんな、心の中で喧嘩を売ってるのにもかかわらず、ズリズリと引っ張るラディア。


「ラディアぁ、」


私は弱々しい声で、そう呼んだ。