俺は、目を覚ました。 目の前には、ボロボロの美兎がいた。 「っ!美兎…」 俺はそんな姿を見たくなくて、 顔を背けてしまった。 「ラディア?ラディアっ!!」 美兎は、俺の胸に飛び込んできた。 「美兎…すまない」 俺は、お前を守れなかった。 こんなに、傷つけてしまった。 やせ細って、 怪我して、 俺は、無力だ…