美兎side

「おねーちゃん!!!」

うーちゃんが慌てて声をかけてきた。


そして、「お兄ちゃんが、ラディアが、起きたって!!」


そう、言ってきた。


うそ、


嬉しい、嬉しすぎる…



私は慌てて城から出た。


でもなぜか、

嫌な予感しかしない。


降りていく度、胸がざわつく。

ドキドキする。


いいほうじゃない。

悪い方のドキドキだ…