だが、そんな必要はなかった。 降りてきたから。 もう一人の彼女が。 女の子が。 俺は始めてみた顔だったから、 思わず攻撃してしまった。 が、女の子は雷也くん! そう、俺のことを呼んで、ラディアは!? と、聞いてきた。 ここら辺でわかったんだ。 女の子は、うーちゃんだと。 俺は素直に待っていた。 すると、シールドの向こうから、彼女が、 美兎ちゃんが降りてきた。 そして、俺は彼女の手を引き、 下山した。