そのまま登っていく。 美兎ちゃんには少し嘘ついた。 この先に入ったことない。 じゃなくて、頂上には行ったことない。 ただ、それだけだった、 行ったことはあるんだ。 途中まで。 だけど、その先には、行けなかった。 強いシールドが張ってあったから。 俺はその先には進めない。 だから俺は、彼女が降りてくるまで、 ずっと待ってるつもりだった…