「雷也、美兎はどこだ?」 「あぁ!さ、美兎ちゃんに会いに行こうか!!」 俺は嬉しくなって、ルンルン気分で飛び立った。 ラディアも後ろからついてくる。 …そして、着いた。聖神の地に。 「こんなところに…」 ラディアはそう呟いた。 「おい、雷也。これはどこを通ればいいんだ。」 おかしい、 ラディアなら穴をあけてでも行くだろうに… たとえ、道があったとしても… 「…ここから先は行けないんだ。」 俺は本当のことを言った。 実際、ここは神聖な生き物しか入れないからな。