「よく、頑張ったね」 私は、流れる涙を抑えながら言った。 うーちゃんは、少し困ったように肩をすくめてから、 笑顔でありがとう、 そう言ってくれた。 でも、でもね、 「悪いけど、私は守られるだけじゃ嫌だよ。 …何もできないかもしれないけど、 それでも、 精一杯うーちゃんを守るからっ!」 それは、私だけじゃない、 うーちゃんのお母さんもそう思ってると思ったから。 私は、それに答えてあげたい。 同じ人間として… うーちゃんの話を聞いて、納得した。 バンパイアは、天使と同じなんだと。