「ラディア…?」


私は倒れてるラディアにもう一度声をかけた。


返事は返ってこない。


「ラディア、ラディア、ラディアっ!?」


私は何度も何度も名前を呼ぶ。


「無駄ですよ。」


取り乱す私に岩龍が声をかけてきた。


「なにが、無駄なのよ!?」

私は岩龍に掴みかかる。

岩龍は冷たい目をして言った。


「彼は、死にますよ」


意味、わからない。


さっきまで喧嘩してたのよ?

それから、助けに来てくれて、

イチャついてたのよ?


ラディアが、死ぬ…?


そんなわけないじゃないの。