ラディアside 猛スピードで逃げてく美兎を俺は静かに見つめてた。 少し落ち着けば帰ってるだろうって信じて。 それに、あいつの匂いはすぐにわかる。 もし、帰ってこなくても、探すことなんて容易なんだ。 そう、俺は確信してた。 でも、忘れてた、 この世界には、あいつがいたことを…