「私ね!兎ってゆうの。うーちゃんだよ!」 「うーちゃん?」 「そう!よろしくね!!」 うーちゃんはにこりと笑った。 けど、すぐにうーちゃんの顔から笑顔が消えた。 そしてこう、切り出してきた。 「ねぇ、お姉ちゃん、 ひとつ聞くね。 なんで、 なんでお母さんの敵の弟と付き合ってるの? お母さんを 裏切るの…?」