~理沙side~ 朝の空気がキンと凍った季節。 あたし達の空気も、同じような感じだ。 「・・・は?・・・」 あたしと亮太は、驚きでゆきの顔をまじまじと見つめた。 朝から、衝撃的な話を聞かされた・・・。 「だから~、黒い髪で、シルバーの眼鏡をしてて、ピアスつけてる人って、この学校では誰がいるの?」 ゆきは頬を大きく膨らませ、腰に手を当てている。 そんな姿は、少しあどけなくて可愛い。