学祭も終わり、今日の午前中は片付け。


私は窓拭きをすずと進める。



「望月さん!久しぶり〜♫」

あ、この前の子。

えーと……



「体調、大丈夫?」

「うん、心配してくれてありがと」


ふんわりしてる雰囲気で、侑聖が好きそうなタイプだな、と思った。



「私の名前、わかる?」


隣のクラスなのは知ってる。

名前が分からなくて、苦笑い。