屋上に上がったら、連が寝ていた。



…侑聖に1番あわせたくなくて

会いたくなかった人。


「呼んだ時間より随分早いけど」



連は侑聖を無視して、ニコニコしながら私を見て近づいてくる。


「蓮、私ね、侑聖が好き。侑聖に嫌われていても、好きでいたいから蓮の気持ちには応えられない。ごめんね。」





最後くらい蓮と向き合って、蓮の目を見て言わないとダメだと思った。



ごめんね、あのときからだったの。


蓮は「ふっ」と笑うと、屋上から出て行った。