今日は、夕方まで学祭の準備。


「里桜」

教室の廊下側の窓から侑聖が私を呼ぶ。

すると、黄色の声が聞こえる。


「どーしたの?」

「里桜が倒れないか、見に来た!」



クラスの女の子たちが、侑聖に声をかけようか迷っているのを見て、少し胸が痛い。