「俺、里桜が好き。嫌いになるわけねぇから。」 「でも、雅先輩は?」 侑聖は、「雅」と聞いて、反応した。 やっぱり、侑聖のこと好きなんだ……… 「雅には、夏休み前に告られた。もちろん、断った」 「拓海が、雅好きなんだ。昼休みに、拓海が雅って言ったのは、雅のことで相談受けてたから」 ………侑聖が、雅先輩のこと好きになったのかと思った。 涙を浮かべながら、1人安心した。