昨日退院して、今日は終業式だけのために学校に向かう。



すず、学校行くかな?

ちょっと不安もあるけど、出かける。


「…いってきまーす」

誰もいない家に1人であいさつする。


家を出ると、侑聖が待っててくれた。

一昨日ぶりに一緒に登校。



「体はもう大丈夫か?」

「うん、明日から夏休みだし。」


少しルンルンの私。

「夏休みは遊ぼうな。」


言ってくれるとは思ってなかったけど、大きく頷いた。


ゆっくり歩いてたはずなのに、学校が見えてきた。