そして、あたしが放心している間に、1年生まで終わっていたらしい。


「では!呼ばれたカップルは前に出てきてくださーい。」
「よばれてるわよ。行ってきな!」
「…う、うん~っ」


恥ずかしい気持ちでいっぱいなはずなのに、この胸の高ぶる気持ちの方がもっと大きいんだ。


「椿っ。」
「ゆっ、祐介っ。どうしようっ」
「何が?やったね。俺ら、ベストカップルになろーぜ?」
「むっ、無理だよっ」


ステージに、祐介と一緒に上がって、指定された場所に立った。