あたしは、自分でも変わったと思った瞬間だった。

昔の、祐介と付き合う前のあたしだったら、こんな大胆な行動は起こせていなかった。
それに、昔と今では、祐介のことがもっと好きになってる。
この気持ちは、嘘はない。

たとえ祐介に、もう嫌われてたとしても、この気持ちはとどめておきたくない。


「祐介っ!」
「……何?勝手に人の部屋入ってこないてくれない?」

やっぱり……あたしっ!
ダメっ!あたし!
勇気持たなくちゃ!