「……っう」
「……って！な、何て泣いてるんだよっ」
泣いているあたしを見て焦った様子の祐介。
やっとしゃべってくれたけど……。
「……面倒くせぇやつ」
「……っ」
なんでっ、なんでそんなこと言われなきゃいけないの？
あたし何かしたの？
やっぱり嫌われちゃったの？
「……祐介は、あたしのこと嫌いになったの？」
立ち止まって聞いてみる。
正直返ってくる返事は恐い。
けど理由もなく無視されるのもムカつくし！
「は？……なんでそうゆうことになるわけ？俺のこと嫌いになったのはお前の方じゃんか……」
「………………え？」
え？どういうこと？
あたしが祐介のことが嫌い？
いやいや！あり得ない！
だって祐介のことすきだし！
大好きだし！
