「あ!そう言えば、あの幼なじみとどうなったの?付き合えた?」
「え?あ、はい……まぁ」
「そっかー。やっぱりねー」
あたしとペンキ2つも持ってくれている先輩で、あたしの教室に向かう途中だった。
結局、全部持たせちゃってるんだけど、先輩が取りに来たものはなかなか軽いものだったから、それを持たせてもらってる。
それより……、
「なんで、やっぱりなんですか?」
「だって、2人が思いあってるのなんて、見てたら嫌でも分かっちゃうし、それにね」
なんだろう。
妙なところで間を開けて、ちょっと緊張する。
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