「へぇ。椿って、結構積極的なんだ?ふーん。これから楽しくなりそうだね?」
「……は?何、楽しくなりそうって……」

そんなことを、笑いながら言う祐介が少し恐かった。



「じゃあな。」
「…あ、うん」

あたしの家の前で、バイバイをする。

「明日、一緒にいこうぜ?じゃあな……ッチュ」
「…っ…んな!」

不意打ち!
ほっぺにだけど、恥ずかしい!

でも、恥ずかしいけど嬉しい。

「わ、わかった。ばいばいっ」

それだけ言って、部屋の中へ飛び込んだ。