何が起きたの……?


「マジで?」

耳元で祐介の声が……

「え、ええ?」

抱き締められてることに今気づいた。
ちょっと待って。
なになに。
どうしてこんなことに?
祐介と近い。

……でも、嫌じゃない。


「好き……」

2回目は自然と出た言葉、1回目はあまり覚えてない。

「俺も」
「ふっ。へへっ」
「何だよ?俺結構真面目だったのに……」
「いや……。現実なんだなぁって思ったら……」
「………恥ずかしい奴。」
「えぇ……。っていうかそろそろ放して……。」
「あ、悪い。……嫌か?」
「そっちの方が恥ずかしいじゃんか。……嫌じゃないけど」
「へぇ」


これ全部現実だなんて信じられないよ。
だって祐介と……。