ハダカの初恋


「……晴……人?」


嘘、でしょう?

夢でしょう?


晴人が……あたしを、好き?



「ずっと……自分らしく生きるお前の姿に惹かれてた。ガキだったから俺、意地悪ばっかしてたけどさ」


でも、ホントは好きだったんだよ。


その言葉を証明するように、あたしを抱きしめる晴人の腕に力がこもる。


息ができなくて、体がつぶれちゃいそうなほど。


「く、苦しいよ晴人、離して――」

思わず身をよじったら


「ダメ」

即答した晴人が、長く甘い溜息をついて。



「こんな可愛い泣き顔、ほかの奴らに見せてたまるか」



拗ねたような声で、そう言った。




……あなたのおかげで
偽りの自分を卒業したあたし。


これからは
ハダカで恋しよう、ね?


-END-


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