「ひ、ヒマって……」 そんなくだらない理由で、わざわざあんな風に声かけてきたわけ!? 「小6でオヤジが転校して行ってから、からかう相手がいなくてよー」 「オヤジって言うな!」 「あ、友達見てるぞ」 店内から窓ガラスにへばりついて見ている友人たちを晴人が指す。 きゅるんっ。 と効果音がつきそうなブリッコ笑顔に、瞬間芸で戻るあたし。 危なかった……もうちょっとでみんなにバレるとこだった。 ダメだ。コイツといると、ついつい素が……。