オモイデバナシ

思わず赤くなる顔を抑え、考えをめぐらせる。

水着…千秋の水着姿…。

小学生の頃に、母さんに連れられて一緒に市民プールに行って以来だよな、千秋の水着姿なんて…。

あの頃は学校規定のスクール水着着てたけど…千秋ももう中学生だ。

今回もスクール水着、なんて事はないだろう。

ど…どんなの準備してくるのかな…。

やっぱワンピース水着だよな…。

ま、まさかビキニなんて事は…。

邪な想像をしていると、思わずゴクリ、と生唾を飲み込んでしまう。

いかんいかん、何考えてんだ、俺!

ただの海水浴だって!

ちょっと水際でチャプチャプするだけだって!

それ以上の事なんて、何も…。

いや…少しは楽しい展開、期待していいのかな…。

間抜けヅラして緩む頬をそのままにしていると。

「耕介、あんた何ニヤニヤしてるの?」

母さんに突っ込まれた。