藤原さんの言っていることは正しい。
正しいと思う。
「じゃあなんで橘さんにちゃんと本当のことを言ってあげなかったんですか?」
私には言えてなんで橘さんには言えなかったの?
「そんなこと、いくら家族だからって言えないだろ?知られたくないだろ?自分がストーカー被害にあっているなんて」
「そうかもしれないですけど...。失礼ですけど、一晩二人っきりでいてなにもなかったんですよね?」
「は?何?櫻田は俺を疑っているのか?」
声色が変わる。でも、ここで怯むわけにはいかない。
「疑いたくありませんけど!でも石鹸の香りがしたそうじゃないですか。そんな香りを身にまとって帰宅されたら疑いたくなくても、疑いたくもなるんじゃないですか?」
「仕方なかったんだよ。あの日は急な雨にやられて濡れてたから。シャワー借りたんだ。...まさか亜希子もそんな下らない理由で疑って離婚届置いて出て行ったのか?」
ちょっと待って。
「下らないってなんですか?全然下らなくないと思うんですけど!」
宣戦布告メールを送られて帰ってこない藤原さんを待っていて。帰ってきたら石鹸の香りがして。...嘘つかれて。
橘さんがどんなに悲しい気持ちになったのか、藤原さんには分からないの?
「下らないだろ!俺は信用されていなかったわけだろ?第一そんな理由で光太を振り回していたんだぞ?」
「だったら最初から藤原さんがちゃんと話していれば良かったんです!橘さんだって今は育児休暇中ですけど、私と同じように中山さんの先輩でもあるんですよ!?なんで秘密にしているか私には理解できません!」
逆に変な感情があるんじゃないかって疑っちゃうわよ。
「別に櫻田に分かって貰わなくて結構だ。...一緒に仕事をしていて直接相談されていない櫻田には分からないだろうけどな」
なっ...!
なんなの、藤原さんってば!
確かにストーカー被害にあっている中山さんを心配する気持ちは分かるわよ?
だけど中山さんは藤原さんが好きで、あわよくば橘さんから略奪しようとしているのよ!?
中山さんの気持ちに気付いていないのかもしれないけど、それにしたって随分と中山さんに深入りしすぎじゃない?
正しいと思う。
「じゃあなんで橘さんにちゃんと本当のことを言ってあげなかったんですか?」
私には言えてなんで橘さんには言えなかったの?
「そんなこと、いくら家族だからって言えないだろ?知られたくないだろ?自分がストーカー被害にあっているなんて」
「そうかもしれないですけど...。失礼ですけど、一晩二人っきりでいてなにもなかったんですよね?」
「は?何?櫻田は俺を疑っているのか?」
声色が変わる。でも、ここで怯むわけにはいかない。
「疑いたくありませんけど!でも石鹸の香りがしたそうじゃないですか。そんな香りを身にまとって帰宅されたら疑いたくなくても、疑いたくもなるんじゃないですか?」
「仕方なかったんだよ。あの日は急な雨にやられて濡れてたから。シャワー借りたんだ。...まさか亜希子もそんな下らない理由で疑って離婚届置いて出て行ったのか?」
ちょっと待って。
「下らないってなんですか?全然下らなくないと思うんですけど!」
宣戦布告メールを送られて帰ってこない藤原さんを待っていて。帰ってきたら石鹸の香りがして。...嘘つかれて。
橘さんがどんなに悲しい気持ちになったのか、藤原さんには分からないの?
「下らないだろ!俺は信用されていなかったわけだろ?第一そんな理由で光太を振り回していたんだぞ?」
「だったら最初から藤原さんがちゃんと話していれば良かったんです!橘さんだって今は育児休暇中ですけど、私と同じように中山さんの先輩でもあるんですよ!?なんで秘密にしているか私には理解できません!」
逆に変な感情があるんじゃないかって疑っちゃうわよ。
「別に櫻田に分かって貰わなくて結構だ。...一緒に仕事をしていて直接相談されていない櫻田には分からないだろうけどな」
なっ...!
なんなの、藤原さんってば!
確かにストーカー被害にあっている中山さんを心配する気持ちは分かるわよ?
だけど中山さんは藤原さんが好きで、あわよくば橘さんから略奪しようとしているのよ!?
中山さんの気持ちに気付いていないのかもしれないけど、それにしたって随分と中山さんに深入りしすぎじゃない?



