先生の車に着くと、私は鞄の中から食べ物を探し始めた。 何か食べないと。 何も考えたくないの! 思いだしたくない・・・! 「おい、支倉!」 無我夢中で食べている私の腕を先生は掴んだ。 食べていたクッキーの袋が落ちた。 けど今はそんな事なんて気にしていられなかった。 「せんせぇー!」 泣くことしか出来ない私を先生は、ただただ抱きしめてくれていた。 「怖いよぅ・・・、走れない・・・。」