【完】イケナイ恋~先生と私~





「ハァハァハァ・・・。」


息切れが酷い、こんなに体力無いのかな。


「先生体力無さすぎですよ。」


「俺は体力は人並み以上にある。
 お前のスピードに死ぬ気で付いてきたから、今この状態なんだよ!」


それはそれはお疲れさまでした。
けど私まだ、完全な本気走りではないんですけどね。



只今コンビニなう。


「みかんゼリー買って。」


私は買い物してますが、先生は入り口でへばっておられます。
仕方ない、あれも買うか・・・。



「梨香子ちゃん、あれ彼氏?」


丁度コンビニのレジ、詩麻のお兄ちゃんだった。


「違う、あれ担任。
 スーツ着た彼氏なんて連れてこないよ。

 ・・・私がそもそも彼氏作る気ないのも詩麻兄も知ってるでしょ。」


「まだ責任感じてんの?」


「そうかもしれない。」


「俺ら兄妹、梨香子ちゃんの味方だからな。」


「ありがとう、急いでるからまた今度ね!」