【完】イケナイ恋~先生と私~





「料理上手だし妥当な線か。才能あるのにもったいないな。
 どうして陸上を続けないんだ?陸上部の先生として聞いておきたい。」


「・・・秘密ですよ。」


「飽きちゃったとか?」


「ひ・み・つ!」


誰にも言わない、そう決めたから。
知ってるのは詩麻だけでいいの。


「分かった、けどやりたくなったらいつでも言えよ。」


「やりませんよ。資料は留め終わりましたよ。」



ここまで言ったんだ。
陸上の勧誘も一旦は収まるだろうか。



「なあ支倉?」


「またなんですかね?」


「これからどうやって時間潰す?
 トランプあるんだけどやらない?」


あーはいはい、トランプね。


って「何でやねん!」


「ナイス突っ込み。」


一応勤務時間中ですよね?この人本当に教師なんですか?


「残念、これでも教師なんだな。」


胸張っていう事じゃありませんよね。
けど暇だしなー。