【完】イケナイ恋~先生と私~





「そういや先生、ここで何してたんですか?」


「寝てた、サボり。
 ・・・ごめんごめん、冗談!仕事してました!」



少し冷たい視線を送ったら、必死になった(笑)


「支倉も大変だよなー。」


「何がです?」


「部活見学もまともに行けないなんて。
 ・・・そこの資料まとめて留めておいて。
 さすが中学時代、この県の陸上の星だった支倉梨香子だね。」


「そんなことも言われてましたね~。
 え、この資料もですか?」


「陸上続けないの?それもよろしく。」


「今日会ったばかりの生徒を、こき使わないで下さいよ。
 やりますけど。
 ・・・陸上はやりませんよ。
 調理部にでも入ろうかな、と思ってます。」