【完】イケナイ恋~先生と私~





「むぅ・・・、何か用事ですか?」


「あの、言いにくいんだけどね。
 弁当分けてくれないかな?」


はい?



「先生お弁当ないんですか?」


「家出るとき玄関に置いてきた・・・。」



意外と先生おっちょこちょい!
しっかりしてそうなのになー。

私も人のこと言えませんけどね。朝忘れそうでしたもん。



お昼ご飯無いとか、私には考えられない!
死活問題です。

けど・・・




「私のお昼ご飯も減っちゃうんで、無理です!」


「だよね・・・。」



断ったら、まるで飼い主に怒られた子犬のように落ち込んでしまった・・・。



え、これ私が悪いんですかね?


母性を刺激ってやつかな、これは。