【完】イケナイ恋~先生と私~







その時でした。



一冊の古い箱を見つけたんです。
鍵が付いていて早織さんも中身は見れてないんだろうな。

けどお父さんのあの日の持ち物の中にも
鍵なんて車のしかなかったはずなのに。




探してみよう。
そう思った。




お父さんの隠し物を見つけるのは
昔から得意だった私は。
お父さんに苦笑いされていたことを思い出す。