帰り際。 「「バイバーイ。」」 カラオケ店から1番家が近い唯が最初にお別れだ。 「ねぇ。鈴奈。 本当に大変なときは言ってね。 皆、鈴奈が言うまで待ってるから。」 いつもは大声を出さない唯が言ってくれた。 ほかの2人を見ると、うなずいている。 「ありがとう。 みんな、大好きだよー。」 涙目になりながら言う私を、皆が微笑んで見てくれてた。 神様。 いじわるなんて言ってごめんね。 こんなに素敵な友達をありがとう。 「鈴奈ー。 帰るよー。」 「うんっ!!」