その言葉を合図に、

私の涙は止まらなくなった。

『う、そじゃない…?』

爽「冗談でいうかよ」

『私か、ら…はなれて、いかない?』

爽「ふっ…はなさねぇよ」

『…大好き』

爽「俺は、愛してるよ」

『…うん、私も』

──…愛してる。

そう言った瞬間、

爽の唇が、私のそれに重なった。