…どのくらい、時間がたったんだろう。

窓のない部屋。

ベッドなどの必要最低限のものしかないここで

私はずっと過ごしていた。

食事は出されるものの、

ほとんど口にしていない。

──ガチャ

祐「……」

あぁ、時間か。

古田 祐は無言のまま私に近寄る。

そして、そのまま抱きしめられる。