綺「あ…美海…もしかして…!」

青ざめる綺羅の目から、涙が零れ落ちた。

綺「美海…っ!いやだ…

  なんで…なんで…」

ギュッと目を瞑った綺羅は、

悲痛に声をもらした。

綺「なんであの子ばかりが…

  傷つかなくちゃならないの…っ!

  あの子は…美海は…っ、

  誰よりも優しい子で…

  一番幸せになるべきなのに…っ!!」