“あの方から伝言だ”

そう言って渡された手紙。

内容は

『一週間以内に俺のところに来い。

でないと、分かってるよな?

お前はあいつの代わりになるんだ。

            古田 祐』

──というもの。

…随分と俺様な発言に

イラッときたのは置いとくとして。

『はぁ…』

正直、行きたくはない。

みんなと一緒にいたい。

それに…爽とも、離れたくない。

この間の恵一の告白。

それで、やっと気づいた。