千佳花sideー
んなの…さっき聞いたよ…
お前がどんだけ俺を欲していたか…
俺がどんだけお前を欲していたか…
「薫…こっち向け…」
「嫌です…」
涙声……
俺が悪かったのか…?
でも知らなかったんだよ…
お前の連絡先を…
電話したくても出来なかった。
何処に留学してるのかもわからなかった。
わかった時にはもう遅くて
お前は日本に帰ってきた。
『薫…どこ行ったんだ…』
『また事故にでも…』
『薫…』
『…』
『また忘れたのか…俺の事…』
「こっち向け…」
「嫌です…絶対嫌です…」
「泣いてるの?」
「泣いてない!」
そうムキになって顔をあげた薫に
俺はキスをする。
「んぅ!?」
「…んっ」
前野に触られた所も
キスされた唇も
俺が上書きしてやる。
俺だけを見ろ。
もう二度と忘れないように…
「千佳花…ちょっとまって…!!!」
「待てない…」
「やめっ…やだっ…!!!」
「チュ…ン…ッ…」
「やめ…」
嫌がるお前が愛おしい…
んなの…さっき聞いたよ…
お前がどんだけ俺を欲していたか…
俺がどんだけお前を欲していたか…
「薫…こっち向け…」
「嫌です…」
涙声……
俺が悪かったのか…?
でも知らなかったんだよ…
お前の連絡先を…
電話したくても出来なかった。
何処に留学してるのかもわからなかった。
わかった時にはもう遅くて
お前は日本に帰ってきた。
『薫…どこ行ったんだ…』
『また事故にでも…』
『薫…』
『…』
『また忘れたのか…俺の事…』
「こっち向け…」
「嫌です…絶対嫌です…」
「泣いてるの?」
「泣いてない!」
そうムキになって顔をあげた薫に
俺はキスをする。
「んぅ!?」
「…んっ」
前野に触られた所も
キスされた唇も
俺が上書きしてやる。
俺だけを見ろ。
もう二度と忘れないように…
「千佳花…ちょっとまって…!!!」
「待てない…」
「やめっ…やだっ…!!!」
「チュ…ン…ッ…」
「やめ…」
嫌がるお前が愛おしい…

