ボフッとベッドに投げられた。

「何するんですか!!」
「お前は俺の物だ…そうだったろ?」
「もう終わった話です!」
「はっきりしてやる、
俺は終わったと思ってない」

どくんっ…

平気でこの人はこういう事が言えるんだ
そっか…あはは…
俺もしかして揶揄われてる?

「いい加減にして下さい!」
「?」
「俺はもう終わったと思ってます!
そりゃ勝手に出て行ったのは俺だけど
連絡を寄越さなかった
佐賀さんも悪いです!」

「お前が…「俺は…!好きでしたよ…」
「!!」
「ずっと…」

そうだよ…
大好きだったよ…
佐賀さん…ううん千佳花が…

誰よりも大好きだった…
一番大事だったけど…

俺らは終わったんだ…

「ずっと…好きでしたよ…
待ってましたよ…電話の前で…」

『いつ電話来るかな?』
『まだかな…』
『千佳花…』
『…』
『忘れちゃったのかな…俺の事…』

考えたら涙が…

「待ってましたよ…」

そこまで言うと俺はベッドに顔を埋めた

涙を見られないように…