2人がじゃれあっているのをしばらく見た後、レン君の方を振り返る


「レン君、改めておめでと!」



「サンキューな」


少しはにかみながら笑って、私の頭をポンポンと軽く撫でる



レン君が触れた場所から熱を帯びてどんどんと広がって行くような感覚になる


それになんだか体も暑い気がするし、フラフラする…



なんでだろ…?

ずっと太陽の下にいたせいかな?



「なんかお前顔赤く…」



レン君が言い終わるより前に、一瞬意識が途切れて身体が傾いていく



傾いて行く私を慌てた様子でレン君が支えてくれる



「おい!大丈夫か⁉︎」



「ご、めんなさ…」



話そうするが息があがってしまいうまく話すことができない



レン君はなかなか話せないでいる私の顔を覗き込んで、私の額に手を当てる


「熱、だな」