「熱中症じゃないにしてとこのままにしておくわけにはいかないわよね…」


結愛ちゃんは、少し考えるようなそぶりをしたあと、私に聞こえるか聞こえないかくらいの声でそう呟くと、近くにいた男の子に声をかけた



どうしたんだろ?



その男の子と少し話したあと、私がいるところに戻って来た



さっきまで結愛ちゃんと話していた男の子は、倒れてしまった男の子の方へ向かって行き、近くにいた男の子と一緒に2人がかりで倒れていた男の子を運んで行った



「これで安心ね」



そっか!結愛ちゃんはあの倒れていた男の子を運んでくれるように頼んでくれたんだ!



「うん!これで安心だね!」



あの男の子が倒れた原因を結愛ちゃんはわかってるみたいなんだけど、私にはわからない