焦った声でその時起こった事を言いかけると、結愛ちゃんは私の視線の先を見ると、あぁ、また被害者が…とよくわからないことを呟いてから私の方へ視線を戻して言った
「たぶん、大丈夫だと思うわよ?
すぐに起きるわ、きっと」
え、本当に大丈夫かな…?
鼻血も出てるし倒れちゃったし…!
それに、今日はすごく暑いからもしかしたら熱中症で倒れちゃったのかもしれない
熱中症は酷かったら命に関わることもあるって聞くし…
「あぁ、熱中症じゃないと思うわよ?」
えぇ…!なんで私が頭の中で考えてたことに結愛ちゃんが答えてるの⁉︎
「うーん、だって澪わかりやすいんだもの」
「えぇ、私ってそんなにわかりやすい…?」
「えぇ、すごく」
そ、そんな…!ショック!


