イケメンヤンキーくん拾いました。

私たちが修司くんの方を見ていると、こっちに気付いたようで太陽みたいに眩しい笑顔を見せながらこっちに向かって手を降った



「結愛ー‼︎」



周りの女の子達からは残念そうな声が聞こえてくる



「な、なんて恥ずかしいことしてくれるわけ、修司のやつ…!」



「ふふっ。愛されてるんだよ、結愛ちゃんは」



「修司があんな風に笑って手を振ってきたらこっちが目立っちゃうわよ」



「修司くんもモテるもんね〜」



「ほんと、修司があんなにモテるなんて意外だわ
あ、はじまるわよ」



そっちの方向を向くと、担当の先生が耳を塞ぎピストルを構えていた



そして、パンッとピストルの音が鳴ると同時に第一走者のみんなが走り出した



トップを走っているのは、修司くん



私達のクラスだ。