週末の休み・・・

「春菜、起きろ」

「んー、もうちょっと
寝たい・・」

「起きねぇと
脱がすぞ?」

・・・脱がす?

その言葉で一気に目が覚めた。


「そんな飛び起きなくていいだろ」

「だって・・」

輝樹なら本当に
やりかねないし・・・

「今、何時・・・?」

「7時。」

「え?今日 休みだよね?
何で こんな早くに起きたの?」

「別に?ただ、
目覚めて暇だっただけ」

暇だっただけで
私まで起こすなんて・・・

輝樹らしいといえば
それまでだけど・・・

ゴロゴロと
布団の上で転がる私に

「おっ、誘ってんのか?」

そう言いながら
どんどん輝樹の顔が
至近距離に近づいてくる。