そんな変な事ばかり考えながら
ようやく眠りについたのは
朝方だった・・・・


・・・・・・・・・


つっ!いたっ!

ようやく熟睡した私は
激痛で目が覚めた。


激痛の後に
耳が熱くて ズキズキする・・・
耳に心臓が移動したのかと思うくらい脈を打つ・・・

思わず 耳に手を当てると
輝樹に ガッチリと
手を掴まれていた。

「え・・・なに?
何?」

「ん?春菜が熟睡して
暇だったから?」

「だったから?」

「ピアス開けてやったんだけど?」

「ピッ、はぁ?」

完全に 目が覚めた・・・・

考えてみたら
輝樹が 何も考えなしに
私にピアス買ってくるはずない・・・

最初から
このつもりだったんだ・・・

「何も・・・
私が寝てる時に
開けなくても・・・」

「だって、春菜
痛いのキライだろ?」

痛いの好きな人がいるか・・・