ナンパ男との恋〜総集編〜

「何て!?」

弘樹くんは
本当に 楽しそうだ・・・

「いとこくんと遊んでるってさ・・・」

「って、俺!?えぇ!?マジで?」

「どうやら いとこくんは
2人存在するみたい?
いとこくんの分身が
輝樹と遊んでるみたいだよ?」

「ぷっ・・・あははは
マジうける~
先輩も もうちょっと
マシな嘘つけばいいのに。
あはははは」

嘘をつかれた事もショックだけど
輝樹の車に
他の女が乗っていったっていう方が
ショックかもしれない・・・

心のどこかで
輝樹の車に乗れるのは
彼女っていう立場の自分だけだと
変な自信というか安心というか・・・

それが あっけなく崩れてしまったから・・・

彼女だけのポジションなんて
存在しないという事実を突きつけられたようだ・・・

「春菜・・・平気?」

美香が心配そうに
私の顔を覗き込んでいた。

「平気だよ。今に始まったことじゃないしね」

とは言ったものの
久しぶりに
ダメージが大きかったかもしれない。