ナンパ男との恋〜総集編〜

「俺も 先輩の働いてる会社系列で働いてるから
たまに 先輩と一緒に仕事する事があるから・・・」

弘樹くんは 結構明るく
よく話すけれど
秀忠くんは クールなのか
口数が少ない。
けれど、私の手を
さりげなく握り離そうとしないのは
やっぱ 何考えてるのか
よく分からない・・・

「おっ、やっぱ浮気じゃない?
ほら、1人の女が
先輩の車に乗り込んだじゃん」

一緒に働いてる女の人が
輝樹の車に乗り込み
マサって人が
あと1人の女の人の車に乗り込み
同時に発進した・・・

輝樹は・・・・
私に、以前
自分の車には 彼女以外乗せないって言ってたのに・・・

「春菜ちゃん、先輩に
電話してみたら?」

「あ、うん・・・・
でも 通じないかも・・」

ダメ元で通話ボタンを押した。

けれど、こういう時には
不思議と繋がるものなのだろう・・

「繋がった・・・っていうか
何話せばいいの!?」

繋がるとは思いもしてなかったおかげで
何を話すのかすら考えもしないまま電話をかけてしまった・・・

そんな焦る私を見ながら
隣の秀忠くんが

「何してんのか聞いてみたら?
嘘ついたら 浮気って事じゃない?」

冷静に答えてくれたおかげで
少し 私自身も 落ち着いて話せそうだ。

「春菜?どうした?」

「あ、何してんのかなって思って・・」

「今?別に・・・
健二と遊んでるけど・・・
春菜は 家か?」

「え、あ・・そうなんだ。
私は・・・美香の家・・・で、
寝ようとしてる所・・」

「そうか。そんじゃ
また電話するから。
おやすみ。」

「うん、おやすみ・・・」

健二と遊んでるって・・・
いとこくんは
私達と一緒なんだけど・・・