ナンパ男との恋〜総集編〜

「っていうか、美香は平気なの?」

「私?全然 平気だけど?」

そう あっけらかんと答えられたら
行くしかないわけだし・・・

駅の方向へ2人で歩きながら
少し 気になっていた事を
美香へ聞いてみた。

「何でケンカしたの・・?」

「翔ちゃんと?
んー・・・一緒に暮らすとさ、
こう、ずっと一緒にいるって感覚で
安心感あるでしょ?」

「そりゃ・・・だいたいの行動が把握できてるから
あんまり 心配とかはしないけど・・」

「それがいけなかったんだよね・・・」

「いけなかったって?」

「絶対、浮気なんてありえないって 疑いすらしないわけじゃん?」

「だって、ずっと一緒にいるから
そんな暇ないでしょ?」

「じゃあさ、仕事行ったと思ってたのに
実は 仕事が休みになって
他の女と一緒にいたとしたら?
仕事着で出かけると 仕事以外に
何も考えないから
疑いすらしないわけでしょ?」

「浮気してたの?」

「そっ!浮気されてたの。」

「何で分かったの?」

「翔ちゃんの友達が
一緒の会社で働いてるんだけど
私が 買い物の帰りに
コンビニで会ってね、
翔は?って聞かれたから
仕事終わったの?って聞き返したら
昨日と、今日は休みって・・・
でも 普通に出かけて、普通に帰ってきてるの。」

「問い詰めたの?」

「そんな事するわけないじゃん。
半信半疑だし、証拠ないわけだしさ。
ただね・・・やっぱ
疑い始めると 細かく見ちゃうじゃん?
そしたらさ・・・
翔ちゃんの背中に キスマークあるの見つけちゃって。
まぁ、浮気女の宣戦布告なんだと思うけどね」

「翔くんに聞いたの?」

「聞いたっていうか・・・
背中に キスマークついてるよって
教えてあげただけ。」

「そしたら・・?」

「逆ギレされて、浮気したとか何も答えないまま
車で出て行った。」

「これから どうするの?」

「まだ 何も考えてない・・かな」