ナンパ男との恋〜総集編〜

「あの、みさとさん
この患者さんなんですけど・・」


なんて、カルテを持って聞きに行っても


「・・・・・・」


完全無視ですか・・・。





「みさとさん お茶入りましたので どうぞ」


「・・・・・・」



これまた完全無視・・・。


こういう分かりやすい態度をとってくれる女性と接するのは 学生以来のような気もするけれど
やっぱり、
無視されるという事は
大人になっても きつい事に変わりはないわけでして・・・

はぁ・・・・。


「ケンカでもしたの?」


私とみさとさんの様子に
さおりさんが
心配そうな顔をしていた。


「あ、いえ・・・
何か 怒らせてしまったみたいで・・・」


「怒らせた?誰が?誰を?」


「私が、みさとさんを・・」


「春ちゃんが!?
うそだぁ?」


「誤解に誤解を生んだような感じで・・」


「あーなるほどね。
怒らせたって言うから ビックリしたじゃないの~」


「でも、怒らせた事に変わりはないですから・・・」


「どうせ みさとちゃんの事だから 男がらみなんじゃないの?」


「あー・・・・・」


そうです!

なんて言うわけにもいかないし・・。